目的
睡眠・だるさ・体の違和感・うつ状態・心身の健康とバランス・平常心のコントロールを解決したく、日本脳機能トレーニングセンターを訪れた30代男性の症例です。
状態
処方薬
病院(精神科)で診察を受け原発性不眠症、大鬱病性障害の可能性ありと診断され、下記の処方薬を服用していました。
一般名(総称名):薬効分類名で記載。一般名と総称名が同一の場合は省略。
トレーニング内容
休息時にもかかわらず脳波は過緊張の状態であり、右脳と左脳のバランスも悪く自分を見失っているような状態でした。
さらに、不安を感じやすい脳波の状態でもありました。
そこで、休息時に過緊張の状態にならないようにするトレーニング、右脳と左脳が協調して動くようになるトレーニング、不安を緩和するトレーニングを行いました。
セルフケア
セルフケアができる状態ではなかったため、セルフケアは行なっておりません。
経過
トレーニングの結果、過緊張状態がほぐれ脳波のバランスなども良くなり、良い方向へと変化しました。
解説・考察
「自分は何をやっているのか」と自問自答しつつ、悪循環に陥りやすいパターンをお持ちであったため、改善にとても苦労した症例のひとつです。
トレーニングで脳の状態を良くしても、自問自答で自分を追い詰め、状態を元に戻そうとしていたからです。
「自分は何をやったのか」と反省することは必要なことですが、反省して後悔して前に進めなくなるのは好ましくありません。
また、「前に進めないから頑張って前に進もう」と思っていたとしても、進めないのが人生です。
不思議なものですが、頑張るより、ただ行動する方が前に進めます。
当症例を含めうつ状態の症例をみてきますと、気合いや頑張るのではなく、考え込まずに行動してみることが必要だと感じています。