睡眠・だるさ・体の違和感・うつ状態を改善したい30代男性の症例

症例 うつ うつ
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目的

睡眠・だるさ・体の違和感・うつ状態・心身の健康とバランス・平常心のコントロールを解決したく、日本脳機能トレーニングセンターを訪れた30代男性の症例です。

状態

  • 寝付けない
  • 寝ても疲れが残る
  • 眠りすぎることがある
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 死や自殺について考えたことがある
  • まわりの人から疎遠になっている
  • 無気力
  • 自分は短命だと思っている
  • 日中、疲れてエネルギーがないと感じる
  • 異性に関心がない
  • 慢性的な頭痛と痛みがある

処方薬

病院(精神科)で診察を受け原発性不眠症、大鬱病性障害の可能性ありと診断され、下記の処方薬を服用していました。

  • アモキサピン(アモキサン):うつ病・うつ状態治療剤(三環系抗うつ薬)
  • ゾピクロン(アモバン):睡眠障害改善剤
  • リルマザホン塩酸塩水和物(リスミー):睡眠誘導剤
  • クエチアピンフマル酸塩(セロクエル):抗精神病剤
  • スルピリド(ドグマチール):精神情動安定剤(抗ドパミン薬)
  • クロナゼパム(リボトリール):抗てんかん薬(ベンゾジアゼピン系)
  • フェノフィブラート(リピディル):高脂血症治療剤

一般名(総称名):薬効分類名で記載。一般名と総称名が同一の場合は省略。

トレーニング内容

休息時にもかかわらず脳波は過緊張の状態であり、右脳と左脳のバランスも悪く自分を見失っているような状態でした。

さらに、不安を感じやすい脳波の状態でもありました。

そこで、休息時に過緊張の状態にならないようにするトレーニング、右脳と左脳が協調して動くようになるトレーニング、不安を緩和するトレーニングを行いました。

セルフケア

セルフケアができる状態ではなかったため、セルフケアは行なっておりません。

経過

トレーニングの結果、過緊張状態がほぐれ脳波のバランスなども良くなり、良い方向へと変化しました。

解説・考察

「自分は何をやっているのか」と自問自答しつつ、悪循環に陥りやすいパターンをお持ちであったため、改善にとても苦労した症例のひとつです。

トレーニングで脳の状態を良くしても、自問自答で自分を追い詰め、状態を元に戻そうとしていたからです。

「自分は何をやったのか」と反省することは必要なことですが、反省して後悔して前に進めなくなるのは好ましくありません。

また、「前に進めないから頑張って前に進もう」と思っていたとしても、進めないのが人生です。

不思議なものですが、頑張るより、ただ行動する方が前に進めます

当症例を含めうつ状態の症例をみてきますと、気合いや頑張るのではなく、考え込まずに行動してみることが必要だと感じています。

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