このジャングルカンファレンスに参加して、気になったことを自分なりに調べた個人的なメモです。内容に誤りが無いように教科書を参考に書いていますが、間違っているかもしれません。
血糖値が低い(低血糖)だと、ぐっすり寝られない
副腎には髄質と皮質があり、成分は全く異なります。
副腎をお饅頭に例えると、アンコが髄質で、皮が皮質になります。
副腎髄質
血糖値が低いと血糖値を上げようとするため、カテコールアミン(副腎髄質ホルモン)の分泌が上昇します。
カテコールアミンには、ドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンが含まれます。
副腎髄質でチロシンからカテコールアミンは合成されます。
カテコールアミンは全身のアドレナリン受容体(α1,α2,β1,β2,β3)に作用し交感神経系の作用を増強します。
副腎皮質
血糖値が低いと血糖値を上げようとするため、コルチゾール(ステロイドホルモン)の分泌が上昇します。
コルチゾールの原料は、コレステロールです。
コルチゾールの作用
コルチゾールは生命の維持に最も重要な役割を持っています。
糖質・タンパク質・脂質の代謝、免疫機能、水・血圧・電解質の調整作用、骨代謝、精神・神経系、ストレス応答ホルモンとしての作用がコルチゾールにあります。
コルチゾールには、中枢神経を興奮させる作用があります。
カテコールアミンとコルチゾールで興奮してしまう
カテコールアミンは交感神経系を増強し、コルチゾールは中枢神経を興奮させるので、睡眠中に低血糖になると睡眠の質が悪くなります。
さらに、寝汗、歯ぎしり、悪夢などにも見舞われます。
睡眠中に低血糖にならないように寝る前に食べる?
血糖値が低いということだけで考えるなら、寝る前に食べるのが良いとされています。
ただし、寝る前に食べない方が睡眠の質が高くなる方もいらっしゃいます。
実際には、試してみないとわからないそうです。
まとめ
- 寝ている時血糖値が下がる
- 血糖を上げようとするカテコールアミン、コルチゾールが増える
- 自律神経交感神経が興奮
- 症状寝汗、歯ぎしり、こわばり、悪夢など
パニック障害やうつ病、体調不良など、血糖値の乱高下が引き金になっていることがあります。
血糖値の乱高下かも? と思ったら、病院(内科)に行き診察を受けましょう。