ADHD・睡眠・体調不良  症例

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集中力のなさ、体調不良、朝起きれない状態を改善したい20代女性

目的

集中力のなさ、体調不良、朝起きれない状態を改善したく日本脳機能トレーニングセンターに相談された20代女性の症例です。

状態

  • 1年前から、体がだるく朝起きられない
  • 仕事中眠い
  • なかなか寝付けない
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 集中力がなく仕事でミスをしてしまう
  • 同じ仕事が続かない。2年くらいで辞めてしまう
  • 恐れや不安の気持ちが強い
  • 何かを思い出したことをきっかけに、身体のだるさ、不調、頭痛、腹痛、吐き気を感じる
  • 周囲から孤立している
  • 自分に自信がない
  • 風邪などの感染症にかかりやすい
  • 日中、エネルギー不足を感じる

病歴

副鼻腔炎

摂食障害になったことがある

処方薬

なし

トレーニング内容

落ち着きのない不安定な脳波でしたので、脳波を安定させる脳波フィードバックトレーニングを行いました。

また、脳波のバランスも悪く、自分の状態を誤って認識しているような状態であったため、改善する脳波トレーニングを実施しました。

セルフケア

自覚と自分の状態が乖離していましたが、無理にセルフケアをしてしまうと空回りしてしまうため、あえてセルフケアをしないようにしました。

経過

まずは、トレーニングで気持ちを安定化させることができ、楽に過ごせるようになりました。

さらに、本人は自覚できませんでしたが、集中できる時間がトレーニングごとに長くなっていき、体調を崩すことも少なくなっていきました。

解説・考察

誰しも状態を正確に認識することはできませんが、当症例の方は極端に自覚がズレていたといって良いでしょう。

恐らく、自覚している状況と実際の状況に差がありすぎて、お仕事でミスをしたり、体調が悪くなってしまったりしたのだと思います。

自分の限界を超えないように、体調が知らせてくれたと考えるとわかりやすいかもしれません。

また、ADHDの方は、「複数のことを同時にできない」「順序付けができない」というような特性があります。

ADHDの特性によって、自分自身をさらに追い詰めてしまい、非常に辛かったでしょう。

当センターのトレーニング・心理カウンセリングによって、随分と助かって良かったです。

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