トラウマによる問題を駆逐するには、多元的解釈が大事

多元トラウマ
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トラウマ駆逐には、多元的解釈ができるようになることがポイントです。

多元的解釈とは?

多元的解釈を簡単にいうと、「多様なものの中から良いものを選択する」こと。

多元的解釈と逆な解釈として、一元的な解釈があります。

「これしかない」「答えはひとつだけ」というのが一元的な解釈です。

また、「何でも混ぜてひとつにする」折衷主義的な解釈もあります。

多元主義では「判断・選択」がありますが、折衷主義には「判断・選択」はありません。

よく多元主義と折衷主義を誤解してしまうので注意が必要です。

悩んでいると一元的になっている

心理カウンセリングをしているとクライアントに共通しているのが、一元的な考えになってしまっていることです。

例えば

Aさん
Aさん

トラウマで、落ち込みます。

Bさん
Bさん

学校に行けません。

学校に行くと、怒りがわいてきます。

Cさん
Cさん

生きる道はこれしかない!

Aさんは、トラウマは落ち込むものという一元的な考えになっていますし、Bさんは、学校が怒りの場となっています。Cさんにいたっては、断定してしまっています。

AさんもBさんもCさんも考えが固まってしまい、悩みが深くなる一方です。

このように、トラウマがあると一元主義になり、考えが固まり動けなくなってしまうのです。

一元的な考え方では、オンリーワン、これしかない、答えはたった一つ・・・というような考えになっているので、真っ直ぐにしか見れない、まるで井の中の蛙のようになっているのです。

しかも、トラウマが深ければ深いほど、考えが堅牢になってしまいます。

すると、周囲の方の指摘やアドバイス、親切心などに気がつかなくなってしまうのです。

トラウマの渦から抜け出すには、多元的な考えを受け入れる

暗闇のようなトラウマから抜け出すには、多元的な考えを受け入れることが必須です。

しかし、当事者が感じている以上に、考えやトラウマが固まってしまっています。

例えば
Bさん
Bさん

他の人とは、学校は楽しいと思っているのはわかるけど、自分にとって学校は怒りしかありえない。

まだ「学校=怒り」という構図から抜け出せていませんが、多元的な解釈が少しできるようになり一歩前に進んだといえます。

もし、多元的な解釈を受け入れられないのであれば、次のようになるでしょう。

Bさん
Bさん

学校が楽しいと感じている人は異常である。誰にとっても学校は怒りを抱く場所だ。

さらに、エスカレートすると

学校に通うのは、異常である。

このような考えであれば、学校生活に馴染めず孤立し敵対するため、学校に行こうともしないでしょう。

どうすれば、多様な考えができるようになるのか

トラウマや問題が異なるため、〜〜ですべてが解決! とは言えません。

ただし、共通して使える手法として、次の2つがあります。

  • 状況を俯瞰して眺めてみる
  • 様々な考え方があることを知る

症状によって使えるときと使えないときがあるのが次の方法です。

  • 多様な考え方があることを物語で伝える
  • 催眠療法の手法を使って、多様な考えを伝える

いずれにせよ、ケースバイケースで多様な考え方ができた方が有利ということを、説得するのではなく納得でもなく、理解できるように伝えていきます。

心理カウンセリングなどでは、次のように伝えることが多いです。

  • 様々な見方があるんだよ
  • 考え方は多数あっていいんだよ
  • 世の中には様々な価値観が存在するんだよ

さらに多元的な考え方をお伝えすることも大切です。

実際に変化すると

実際に変化し症状も良くなっていくと、次のような表現をすることが多いです。

  • 以前悩んで辛かったときは、考えがひとつに凝り固まっていた
  • どうして、コレしかないと考えていたんだろう?

まとめ

他の記事でもご紹介していますが、一元的な考えをしていると、ギューっと固まってしまう縮退をいう現象を起こしてしまい、動けなくなってしまいます。

同時に、脳の機能も固まった状態を正しいと思い込んでしまいます。

トラウマで非常に苦しんでいるのなら、もしかしたら一元的な考えになっているのかもしれません。

一元的な考えになっていないか、ぜひチェックしてみてください。

動画では、また少し違う解説をしています
トラウマによる問題を駆逐するには、多元的解釈

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この記事を書いた人
渡辺光理

日本脳機能トレーニングセンター所長 バイオフィードバックセラピスト、心理カウンセラー、ブレインウェーブテクノロジスト、認定心理士、NLPマスタープラクティショナー

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