双極性障害(躁鬱)・ディスレクシア(難読症) 症例

症例 双極性障害 躁鬱 ディスレクシア 難読症 ディスレクシア
この記事は約2分で読めます。

行動や感情のコントロールをしたい50代女性

目的

行動を繰り返してしまい、感情がコントロールできず苦しんでいるために日本脳機能トレーニングセンターに相談された50代女性の症例です。

状態

  • 寝ても疲れが残ってしまう
  • 眠りすぎることがある
  • 気分が憂鬱になることがある
  • 今まで楽しめていたことが、楽しめなくなった
  • 警戒心が強い
  • ちょっとしたことに驚く
  • 物忘れが激しい
  • 過去の嫌な出来事を思い出しにくい
  • 周囲から孤立している
  • 無気力
  • 月経不順(若い時から)

病歴

なし

処方薬

病院で診察を受けて、双極性障害と診断され下記のお薬が処方されていました。

  • ミルタザピン(リフレックス):NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)
  • アリピプラゾール(エビリファイ):抗精神病薬
  • バルプロ酸ナトリウム(デパケン):抗てんかん剤, 躁病・躁状態治療剤, 片頭痛治療剤
  • オランザピン(ジプレキサ):非定型抗精神病薬(多元受容体作用抗精神病薬:MARTA)
  • ブロマゼパム(レキソタン):ベンゾジアゼピン系抗不安薬
  • 抑肝散

一般名(総称名):薬効分類名で記載。一般名と総称名が同一の場合は省略。

トレーニング内容

落ち着きがない脳波であり、左右のバランスが悪い状態でした。

そこで、右脳と左脳のバランスが良くなるトレーニングを行い、バランスが良くなったとき感情が高ぶり泣き出しました。

セルフケア

自覚している状態と実際の状態が離れている可能性があったため、鼓動をセルフフィードバックするセルフケアを行いました。

経過

トレーニングで、気持ちを落ち着かせることができましたが、行動が自分でコントロールできず(予約を忘れるなど)、トレーニングを続けることができませんでした。

解説・考察

家族のフォローが無かったため、予約を忘れるなどトレーニングを続けることが非常に困難であった事例です。

このような事例を踏まえ、当センターでは訪問でのトレーニングもするようにしました。

タイトルとURLをコピーしました