電気治療を受けても抜け出せないうつ病を改善したい60代女性の症例

症例 うつうつ
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目的

電気治療を受けたが、うつ病から抜け出せずにいたため日本脳機能トレーニングセンターに相談された60代女性の症例です。

状態

  • 電気治療を10回受けた。受けた時は良くなるが、戻ってしまう
  • 食欲がない
  • ご飯を作る気力がわかない
  • 体を動かすのが大変
  • 気分が沈んで憂鬱
  • 思い出したくない記憶が頻繁によみがえる
  • 不安を感じている
  • 今まで楽しめなかったことが楽しめなくなった
  • 警戒心が強い
  • 無気力
  • 自分に自信がない
  • 集中力がない
  • 物忘れが多い
  • 日中、エネルギー不足を感じる
  • お腹が張ったり、痛んだりする
  • 最近、子供が独立した

病歴

7年前にバセドウ病

14年前と7年前にうつ病

処方薬

病院で診察を受けて、下記のお薬が処方されていました。

  • フルボキサミンマレイン酸塩(デプロメール):選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)
  • アルプラゾラム:マイナートランキライザー(ベンゾジアゼピン系)
  • スルピリド:抗潰瘍・精神情動安定剤(抗ドパミン薬)
  • アマンタジン塩酸塩:精神活動改善・パーキンソン症候群治療剤・抗A型インフルエンザウイルス剤
  • ブロチゾラム:睡眠導入剤
  • ノルトリプチリン塩酸塩(ノリトレン):情動調整剤

一般名(総称名):薬効分類名で記載。一般名と総称名が同一の場合は省略。

トレーニング内容

休息時にもかかわらず脳波は過緊張の状態(休んでいるつもりになっているだけで、休息できていない状態)でした。

右脳と左脳のバランスも悪く自分を見失っているような自分自身のことがわかっていない状態でした。

そこで、休息時に過緊張の状態にならないようにするトレーニング、右脳と左脳のバランスが良くなるトレーニングを行いました。

セルフケア

トレーニング開始時は、セルフケアができる状態ではなく、セルフケアは行なっておりませんでした。

トレーニングを10回受けた後、状態が改善していたため、散歩をするようにしました。

経過

当初、家から外出するのが困難な状態でしたが、トレーニングを10回受けた後、散歩や買い物など外出できるようになりました。

解説・考察

過去にうつ病を2回患っており、うつ病になりやすい方だと思われます。

また、今まで手塩にかけて大切に育ててきたお子様が独立したことにより、自分のやるべき事が無くなり、虚無感のような感覚になり、うつ病になってしまったのではないでしょうか。

うつ病の方のパターンとして、「自覚がズレてしまう」ことが多くみられます。

例えば、お腹が張って痛いはずなのに、痛いと思わない。

うつ病の方は脳で処理できる限界ギリギリになっているためです。

脳は処理できる量が決まっており、全ての情報を処理してしまうとパンクするため、余計なことは無視するという仕組みがあります。

脳波に置き換えてみると、過緊張の時に出る脳波が休息時にも出てしまう状態や、右脳と左脳がバラバラに動いているような状態や、特定の部位だけが頑張って動いているような状態としてみられることが多いです。

なお、うつ病だから〇〇という脳波の状態とはならず、様々です。

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