大うつ病性障害とパニック症 症例

症例 大鬱&パニック うつ
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6年前からパニック 薬を減らせる状態にしたい 30代女性

目的

トレーニングの目的は、6年前より薬を飲んでいるが、薬にだけ頼っていることが不安に感じてしまい、結果として不安が増してしまい、薬が増えてしまう悪循環を断ち切りたいことでした。

状態

  • 身体的な緊張
  • こわばり
  • 慢性的な頭痛
  • 食欲は旺盛
  • 不安な気持ちを強く感じることが多い

病院(精神科)で大うつ病性障害とパニック症と診断され、 選択的セロトニン再取り込み阻害剤である塩酸セルトラリン(ジェイゾロフト)と、ミルタザピン(リフレックス)、ロラゼパム(ワイパックス)が処方され服用しています。

トレーニング内容

脳波が不安定であったため、安定させるトレーニングと、緊張が強かったので、落ち着かせるトレーニングをメインに実施しました。

また、 思い込みで不安を増しているケースが多くみられました。

セルフケア

セルフケアとして、思い込みで不安を増しているケースが多かったので、不安を感じたら「もしかしたら違うのかもしれない」と思い込みを疑ってみることをしてみてくださいませ。

経過

トレーニング回数は全部で3回。

トレーニング毎に、改善したとの報告がありました。

解説・考察

薬を減らしたいという気持ちが先行し、空回りしているような状態でした。

また、ふとした瞬間に湧き上がる自動思考という考えに気持ちが左右されてしまう状態でした。

「薬にばかり頼っていたらダメになる」という自動思考を作る考え方のクセやパターン(スキーマ) もあると思われます。

まずは、ご自身の気持ちを安定させ、ふとした瞬間に湧き上がる自動思考を疑ってみると、気持ちを安定させやすくなります。

自動思考とは、出来事に対して瞬間的に出てくる考えのことです。

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