うつ病のお薬を減らしたい60代女性
目的
うつ病のお薬を減らしたく日本脳機能トレーニングセンターに相談された60代女性の症例です。
状態
病歴
膝の痛み
処方薬
病院で診察を受けて、うつ病と診断され下記のお薬が処方されていました。
なお、ヨクイニンは、膝の痛みを解消すべく漢方薬局でいただいたものです。
一般名(総称名):薬効分類名で記載。一般名と総称名が同一の場合は省略。
トレーニング内容
落ち着きのない脳波でしたので、落ち着かせる脳波フィードバックトレーニングを行いました。
セルフケア
お話をしっかりと聞いた結果、周囲の人の意見や状況を、冷静な気持ちで観察していただくようにしてもらいました。
経過
トレーニングで気持ちを落ち着かせることができ、冷静な考え方ができるようになり抜け出すことができました。
解説・考察
うつ病のお薬を飲んでいることを隠したい、完璧でありたい、という気持ちが非常に強い方でした。
ご存知の方も多いかと思いますが、下記の記事でも書いたように鬱の人は、「~しなければならない」「~すべきだ」を考えてしまう癖があります。
完璧主義であるがために、うつ病になり、完璧に治そうとして、うつ病から抜け出せず・・・
という悪循環を断ち切ることが大事です。
さらに、脳波は個人差が大きく、完璧な脳波というものはありません。
しかし、当症例の方は、完璧な脳波を目指していました。
人によって性格や顔が違うように、脳波も人によって違うことを何度も繰り返しご説明し、落ち着いた気持ちになって冷静に考えていただきました。
気づきを得られた結果、視点が広がり「完璧を目指す」悪循環から抜け出すことができました。