うつ 症例

症例 うつ うつ
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うつ状態を改善したい40代男性

目的

うつ状態を解決したく、日本脳機能トレーニングセンターを訪れた40代男性の症例です。

状態

  • 眠れない
  • 何もやる気がない
  • 興味をモテない
  • 1日中、横になっている(ベッドから起き上がれない)
  • 常にだるい
  • パニックのような不安がある
  • 人と会うのが億劫
  • 完全主義

病院で診察を受け、スルピリド(ドグマチール)、エチゾラム(デパス)を処方され、服用中です。

トレーニング内容

会議や討論など緊張状態になるときに出る脳波(ハイベータ波やガンマ波)が、休息状態にもかかわらず多く出ていました。

過緊張の自覚はないのに、過緊張の状態に脳がなっていると推測されます。

そこで、休息時に過緊張の状態にならないようにするトレーニングを行いました。

セルフケア

自覚と体の状態が異なっている可能性が高いため、体の感覚を自覚するセルフケアを提案しました。

例)手を握ったとき、手を握っていると目で確認して、自分の感覚と合っているか確認する。

余談ですが、手より脊柱起立筋の緊張具合、胃腸の緊張具合を自覚する方が難しいです。

経過

トレーニングの結果、過緊張状態がほぐれ、休息できるようになりました。

解説・考察

一般的にうつ状態から抜け出すには「休息」がとても大事だと言われています。

しかしながら、休息しているつもりになっていて、休息できていない方が大勢いらっしゃいます。

休むことを忘れてしまったと言い換えてもいいかもしれません。

うつ状態から抜け出す目的で当センターにいらっしゃった方の90%は、休息しているつもりなのに、脳波は緊張している状態でした。

うつ状態に限らず心身の健康のためには、「休息時に休息状態の心身になる」これが本当に大切です。

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